🗓️ 2025年6月19日 地震日報
📊 地震件数とエネルギー傾向
- 地震件数:780回(前日比 +115回)
- 前日:665回(6月18日)
- 一昨日:597回(6月17日)
- 👉 3日連続の増加傾向
💬 回数としては回数としては多くはないが、エネルギー放出量は今年としては大きい部類に入る。
🔥 昨日の主な地震(最大)
- M6.0 / E = 6.31e+13J / 深さ 25km(ERI M2)
- 単発ではなく、深さの異なる垂直型の群発構造
- 3D分布では縦に並ぶ震源群が確認される
🔍 地域別の傾向
🇭🇰 北海道
- 釧路沖・根室半島南東沖:活動継続、巣形成の可能性
- 国後島北沖:10J級
- 渡嶋半島西側海域:多数の巣状分布あり
🇯🇵 東北
- 青森沖:最大 1.26e+11J、小規模・群発傾向
- 会津全域〜栃木足尾:珍しい広域な小規模分布
🗾 関東
- 南:千葉 → 北:前橋 まで広範囲で地震発生
- 三宅島南方沖:7.08e+11J(S3)→ 小規模連続震源
🟤 中部・構造線周辺
- 仏像・糸静・中央構造線:大きな変化なし
- 静岡県内:糸静線南部で極小地震が複数
🌊 南海トラフ周辺
- 四国海盆付近:5.01e+08J(SS)
🧭 九州
- 有明海沿岸:極小地震多数
- 薩摩半島南部:1.41e+09J(S1)
宮崎県小林市にかけて8J以下が点在
🌴 南西諸島・台湾
- 奄美大島:6.31e+10J(S2)
- 宮古島・台湾東方沖:10J級が複数発生
📈 地震件数の推移
日付 | 件数 | 備考 |
---|---|---|
6月17日 | 597回 | 基準日 |
6月18日 | 665回 | +68件 |
6月19日 | 780回 | +115件・急増 |
🧪 エネルギー傾向の補足
- 昨日の M6.0クラス(ERI M2) は、2025年で最大級
- 群発型・巣状構造の併存
- 分布構造は “両端集中・中央散在” が続く
🗺️ 空間的な特徴(分布構造)
- 北:千島~北海道~本州北部
- 南:南西諸島~台湾~フィリピン海域
- 中央(関東~中部~近畿):小地震の点在
📝 ちぃちゃん研究員のまとめ
2025年6月19日は、件数・エネルギーともに高水準な一日でした。
特に北海道東部では、深さの異なる縦方向の群発地震が印象的で、巣の活性化が継続中です。
南では奄美〜台湾東方で複数の10J級が確認されており、こちらも持続的な活動が見られます。
関東では平野部に点在的な震源があり、注意すべき分布です。
列島の中心部は、比較的静穏ながらも微小地震がじわじわと分布しており、前兆的な沈静とは異なる様相を呈しています。
🎵 締めの一首(由良湊ちぃ)
群れの声
縦に響いて
根を刻み
南のうねり
風孕む波
📄 データ出典と構成について
- データ元:気象庁(2025年6月20日発表)
- 可視化・分析:呑んべ研究員
- 文構成・まとめ:ちぃちゃん研究員
ERI 階層と Energy(J)・Magnitude(M)の対照表

※ ERI 階層表は Energy(J)の階層(規模)を N から L3 まで 11 分類したものです。
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