📅 2025年6月14日発行(6月13日データ)
🗂️ 6月13日の概要
- 地震件数:673回(前日比 ▲31回増)
- エネルギー傾向:ピークは 小笠原諸島の2.51e+11J、全体的には中小規模が散発
- 活動の主軸:震源分布に複数の「巣」、かつ8〜11Jの活発化が顕著
🔍 地域別の動向
🇭🇰 北海道・東北
- 釧路沖:依然として「巣」の様相、深発地震も交じる安定した活動
- 東北海域:三陸沖〜日本海側で複数の巣状分布、陸部の発震は減少傾向
🗾 関東
- 千葉市花見川区:1.26e+11Jの地震発生
- 都心部:微小地震が見られるも、全体としては沈静化
- 伊豆諸島南方沖:8〜10J級が継続的に発生中
🟤 中部・構造線周辺
- 糸魚川南方〜飛騨山脈内:新たな「巣」候補出現か
- 糸静線〜中央構造線西側:小規模ながら広域にわたって散発
🟣 西日本・四国沖
- 南海トラフ周辺:9J級の地震が複数確認され、沈み込み帯の微活動か
🧭 九州
- 熊本:市街中心部から震源が熊本地震域に向かって移動中
- 高千穂:新たな巣の形成が疑われる
- 山口南部:宇部市および周防灘で微小地震が発生
🌴 沖縄・南西諸島
- 沖縄本島〜先島諸島:10J級の地震が散発、全域で分布広がる傾向
🇹🇼 台湾
- 内陸部で10J級、東部沿岸で11J級の地震がそれぞれ確認されている
🌏 3D散布図からの考察
地図表示が無い分、地震分布の傾向(巣の形成、散発域、沈静域)が視覚的に明瞭に把握できる。日本列島地図が頭に入っていないと少し難しいが、実際に3Dで操作すれば、活性化エリアの立体的把握が可能。
📊 地震件数の推移(直近3日間)
日付 | 地震件数 | 備考 |
---|---|---|
6月11日 | 642回 | 前日比 ▼15 |
6月12日 | 672回 | 前日比 ▲30 |
6月13日 | 673回 | 前日比 ▲1 |
📝 ちぃちゃん研究員のまとめ
2025年6月13日は、前日に引き続き件数の高止まりとエネルギーの減衰傾向が見られた一日でした。小笠原諸島の2.51e+11Jが最大エネルギーとなったほかは、全国的に中小規模地震が広範囲で確認されました。
特に注目すべきは、千葉市花見川区での1.26e+11Jの発震、そして釧路沖・伊豆諸島南方沖・糸魚川南方・高千穂といった地域における震源の巣の形成です。これらは今後の活動の核となり得るため、継続的なモニタリングが必要です。
また、熊本市街や薩摩川内市付近の内陸地震も注目に値します。規模としては中小ながら、都市圏や活断層密集地帯との関連から、今後の再活性化への初動となる可能性もあります。
さらに、**山口県南部(宇部市・周防灘)**においても微小地震が継続しており、これまで比較的静穏だった地域の局地的反応として注目されます。
全国的に見ると、8〜10Jの地震がこれまで地震の少なかった場所でも散発し始めており、列島全体のストレス再分配と広域応答の兆候が浮き彫りとなってきています。
🎵 締めの一首(由良湊ちぃ)
ひそむ巣に
脈打つしるし
散る如し
揺らぎて眠る
島のいとなみ
📄 データ出典と構成について
本レポートは、気象庁が2025年6月13日に発表した地震データをもとに構成されています。
可視化・分析:呑んべ研究員
文構成・まとめ:ちぃちゃん研究員
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