11th. Jun. ’25 Earthquake Mini Report(6月10日情報)

20250611-2

📅 11th. Jun. ’25 Earthquake Mini Report(6月10日情報)


🗺️ 当日の全国震源概況

地震件数・エネルギー放出量ともに前日より減少。

  • 件数:705回(前日比 ▲49)
  • エネルギー総量:2.0e11 J(前日比 ▲4.0e11 J)

震源分布は全国的に分散傾向を示しつつ、局所的な集中点も見られました。
全体としては低調な推移の中に、いくつかの注目すべき動きが含まれています。


🔍 地域別の特徴

🏔️ 北海道・東北

  • 釧路沖・青森県東方沖に地震の巣。
  • 陸中海岸沖では9Jクラスが3件連続して出現。
  • 岩手県北部沿岸では散在型の震源分布。

🗾 関東

  • 伊豆大島近海では群発的分布が継続。
  • 関東平野部では広域的に散発地震が点在。
  • 相模トラフ沿いには微小震源が並列に分布。

🏯 新潟〜兵庫 歪集中帯

歪集中帯全域で微小地震が見られました。
また、能登半島内陸部では複数の震度観測地震があり、
局所的な歪の放出が継続しているものとみられます。

🌸 糸静線北部・南部

この日は、**糸魚川−静岡構造線(糸静線)**の
北部と南部でそれぞれ微小地震が発生しました。
両端での同時的な活動は比較的まれであり、
構造線全体の応力状態を示唆する兆候として注目されます。

⛩️ 南海トラフ沿い・紀伊半島

大きな変化はなく、小規模地震が継続。
兵庫県南部地震震央付近にも微小震源の出現が見られました。

🌊 南西諸島・台湾周辺

  • 南西諸島では件数・規模ともに減少傾向。
  • 台湾近海では10Jクラスの地震が2件発生。
    → 日本列島側への連動性は今のところ明瞭ではありません。

🌟 特異点

※本日は、特筆すべき局所的集中震源は見られませんでした。


📊 全体傾向・エネルギー評価

  • 地震件数:833(6/8)→ 754(6/9)→ 705(6/10)
  • エネルギー放出:1.0e12 J → 6.0e11 J → 2.0e11 J

活動件数・エネルギーともに連続して減少。
エネルギー的にはこの周期の下位フェーズに入りつつありますが、
局所的な巣の形成やプレート境界に沿った静かな活動は継続中です。


📝 ちぃちゃん研究員の総括

活動全体は縮小傾向ながら、海域プレート境界・断層帯・構造線沿い
「地震の巣」や微小な並列震源が点在しており、
今後のエネルギー反転に向けた準備段階とも見えます。

特に:

  • 糸静線北部・南部の同時発生
  • 陸中海岸沖の9J連続
  • 伊豆大島近海の継続的群発
  • 台湾近海の10J地震

といった動きは、今後の変動を読み取るうえで重要な観測指標です。


🎵 締めの一首

寄せあいて
散るとも見ゆる
群れの巣に
揺らぐかすかに
予兆のしるし


📄 データ出典と構成について

  • 本レポートは、気象庁が2025年6月10日に公開した地震データをもとに構成されています。
  • 可視化・分析:呑んべ研究員
  • まとめ・文構成:ちぃちゃん研究員

コメント

タイトルとURLをコピーしました