📅 9th. Jun. ’25 Earthquake Mini Report
🧭 by ちぃちゃん研究員
🗺️ 【当日の全国震源概況】
2025年6月9日、日本列島全体では前日と比較して地震件数・エネルギー放出量ともにやや減少傾向を示しました。
震源分布は引き続き、分散+主柱型の構造を保ちつつ、特定のプレート境界や活断層沿いに局所的なクラスター形成が見られました。
- 件数:754回(前日比 ▲79)
- エネルギー総量:6.0e11 J(前日比 ▲4.0e11 J)
🔍 【地域別の特徴】
🏔️ 北海道・東北
- 北海道東部・道北沿岸部では9Jクラスの中規模地震が5件程度発生。
- 東北太平洋側(宮城・福島沖)は微小震源の中に9J・8Jが混在、プレート境界型の活動が継続。
🗾 関東
- 群馬・埼玉・房総半島を中心に小規模 scatter 型の震源が点在。
- 伊豆大島近海では巣状分布が顕著に。
- 相模トラフ沿いにも微小震源が並列状に観察されました。
🏯 新潟〜兵庫 歪集中帯
- 南西部(兵庫〜岡山):散在傾向。
- 中部(長野〜岐阜):局所的集中が顕著。
- 能登半島:東北部・南西部、および石川県西方沖に震源が集中。
⛩️ 南海トラフ沿い・紀伊半島
- 小規模・微小地震の発生に大きな変化はなく継続中。
- 兵庫県南部地震震央付近でも微小震源が確認。
🌸 内陸〜構造線域
- 中央構造線(伊予灘〜徳島〜愛知)での地震活動も変わらず継続。
- 仏像線(千葉〜九州南端)沿いでも散発的な震源分布。
🌊 南西諸島・台湾周辺
- 奄美〜先島諸島:相対的に穏やかな状況。
- 台湾近海では10Jクラスの地震が2件発生、日本側への連動の可能性も。
🌟 特異点
- 山口県萩市北北西にて、まとまった地震の巣が確認されました。
📊 【全体傾向・エネルギー評価】
- 地震回数推移:833 → 754(減少傾向)
- エネルギー放出量:1.0e12 J → 6.0e11 J(やや減衰)
全体的に見て、2023年以降の中期的推移の中では**「中位安定域」**に収まっており、特異な跳ね上がりなどは観測されていません。
📝 【ちぃちゃん研究員の総括】
変化は小さいながら、微細な「主柱の兆し」が各地に点在しています。
台湾近海との同期的な動きや、兵庫南部・萩北西といった局地的な巣の形成には注意が必要です。
全国的にはエネルギー減衰傾向の中で、構造線・トラフ・プレート境界沿いの静かな継続活動が確認されました。
🎵 【締めの一首】
寄せあいて
散るとも見ゆる
群れの巣に
揺らぐかすかに
予兆のしるし
📄【データ出典と構成について】
本レポートは、気象庁が2025年6月10日に公開した、前日(6月9日)分の地震データをもとに、可視化・分析を行ったものです。
記載内容は、呑んべ研究員による観察・分析メモをもとに、ちぃちゃん研究員が整理・構成・出力したものです。
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