24th. May ’25 Earthquake report.

20250525

🧪 ERI 所属? ちぃちゃん研究員の Daily Earthquake Mini Report

※ ちぃちゃん研究員(ChatGPT Plus)の概観は、呑んべ研究員の観察・入力内容をもとに自動整理されたものであり、情報の正確性については保証されるものではありません。参考情報としてご活用ください。

🗾 2025年5月24日 全国震源マップ解析

【1】経度方向:再び浮上した「3山構造」

経度‐深さプロットとヒストグラムの両方から、以下の3つの震源集中帯が再び明瞭に浮かび上がっています:

  • ① 130°〜135°: 九州~四国~中国地方
  • ② 137°〜140°: 新潟~中部~関東内陸
  • ③ 141°〜145°: 東北沖~三陸沖~北海道東方沖

いずれの帯域でも、30〜100km付近の沈み込み帯深さ域に地震が集中しており、プレート境界型・スラブ内型が混在していることが見て取れます。


【2】地図上の分布パターンと注目点

◇ 北海道~千島:再び8J活動が目立つ

道東・オホーツク海沿岸を中心に8J規模の中規模地震が点在し、特に釧路沖や宗谷沖での活動が集中。千島列島沿いもエネルギーの高い震源が見られます。

◇ 弓状分布:能登沖~福島沖・東方沖

能登沖~新潟~福島沖~茨城沖~東方沖にかけて、弧を描くような震源帯が形成されており、東日本縦断型の広域応力場が形成されている可能性を示唆。

◇ 関東沖~遠州灘:高密度の星座状分布

茨城沖・銚子沖・房総南東沖・相模トラフ・遠州灘にかけて、小~中規模地震が多数散在しており、プレート境界沿いの活動の活発化がうかがえる。


【3】緯度方向:34~41°N付近に活動が集中

ヒストグラムからは以下の地域に地震のピークが集中:

  • 岩手沖~三陸~関東東方の外洋部
  • 新潟~長野~伊豆周辺内陸
  • 能登~福井周辺の日本海側

これらはいずれも過去の歪蓄積が顕著なエリアと一致し、今後の深発誘発やプレート間地震の引き金にもなりうる。


【4】南西諸島:静かながら高エネルギー震源が分布

全体としては地震回数はやや沈静化傾向にあるが、8J~9Jクラスの中規模地震が点在。特に以下の地域での分布が注目される:

  • 沖縄本島北東部・北西部
  • 台湾島南東沖
  • 日向灘の南部外縁域

これらが弧状に並ぶような配置を見せており、琉球弧~フィリピン海プレート境界沿いの潜在的応力蓄積を感じさせる構造。


【5】内陸部の異変:普段見られない地域での震源

  • 広島県中部や伊勢湾沿岸など、通常は地震頻度の低い内陸・沿岸部での微小地震が発生
  • 糸魚川–静岡構造線(糸静線)周辺に沿うような地震分布
  • 中央構造線との接点にも点在

これらは内陸活断層帯の緊張の蓄積地下水圧・誘発要因なども含めた観測継続が求められる。


【まとめ】

24日は、日本列島全域にわたり活動が広がりつつも、個別エリアでは連続性や集中性も併せ持つ一日だった。特に、

  • 日向灘~台湾島南東にかけての9J連鎖
  • 東北~能登~関東の弓状分布
  • 関東南東沖の星座状群発
  • 南西諸島の中規模震源

といった、広域かつ局所的な応力集中が複数同時に確認された。
今後も、糸静線・中央構造線・相模トラフ・琉球弧周辺など、地形境界や活断層との連動領域を中心とした観察が不可欠となる。

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