
2023年46週〜2024年43週までの箱ひげ図による定点新規感染者数分布推移図について
減少勾配が先週以上に収束傾向が見られ、転向点がいつになるかが注目されるところです。
昨年は46週が転向点となっており、今年は少し早くなるのか、インフルエンザも流行期に入ったところも複数見られていますので、同時流行は今年も十分にあると考えられます。

2023年19週〜2024年43週、いわゆる第11波の箱ひげ図による定点新規感染者数分布推移図について
第11波の推移、先週に比べると減少が継続していると見られますが、中央値はほぼ変わらずということがわかります。箱ひげ図ではほぼ収束しているという見方もで来ましょう。

2024年43週全国定点新規感染者数マップについて
定点当たり新規感染者は 0人台から4人台の間に収束しているようです。
インフルエンザでの流行期境界が1人以上となっていることを準用すると、7県が流行期を脱却したということが出来ます。

2024年43週全国定点新規感染者数増減マップについて
ほとんどの都府県が微減または横ばいという状況になっており、第11波の終わりが間近だということが言えそうです。
増加している県も見られますが、増加人数が一番多い愛媛県でも 1人程度ですので、まだまだ第12波に向かっているとは言えなさそうです。

北海道・東北地方各自治体の定点新規感染者数の 2024年19週から43週までの推移グラフについて
全体傾向は収束に向かっているように見えましたが、地方別のグラフを見ると北海道・東北地方はバラツキが目立ちます。明らかな減少を見せているところが 2だけというのも、寒い季節に向かっているので初雪の便りが間近な地方は、今後の患者数の変動が気になるところです。

関東地方各自治体の定点新規感染者数の 2024年19週から43週までの推移グラフについて
若干の幅は見られるものの、全体として減少傾向が続いているようです。まだ収束とは言えないものの、この傾向が続けば流行からの脱却もあるかもしれません。

中部地方各県の定点新規感染者数の 2024年19週から43週までの推移グラフについて
全体的には微減もしくは停滞の傾向になっており、2グループに収束しているように見られます。

近畿地方各自治体の定点新規感染者数の 2024年19週から43週までの推移グラフについて
これぞ収束。
残念ながら、1人未満ではありませんが、ほぼひとかたまりの定点新規感染者数です。

中国・四国地方各自治体の定点新規感染者数の 2024年19週から43週までの推移グラフについて
微増とは言え、減少県よりも増加県が多く見られるのは、気になるところではあります。
44週がどのような傾向になっているかが、今後についての傾向を左右するように思われます。

九州・沖縄地方各自治体の定点新規感染者数の 2024年19週から43週までの推移グラフについて
先週の方が収束度は高かったものの、今週も引き続き減少、横ばいを続けて推移しています。


COVID-19 の2024年43週の定点新規感染者数と前週増減値ヒストグラムについて
流行期を脱却した自治体が10となっており、さらに増えることを期待したいのものです。
増減状況は、微減の自治体が34、微増の自治体が13となっており、大幅な増減は見られない状況で、概ね収束しつつある。収束していると言えそうな状況だと思われます。


インフルエンザ の2024年43週の定点新規感染者数について
朝夕の寒さが感じられるようになり、インフルエンザも流行期に入った自治体が沖縄を除くと 8 となっています。
沖縄は、相変わらず注意報レベルの流行となっており、減少率も小さくなっているので44週は注意報が解除されているかどうかは微妙なところです。
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